第22回 森療時間(しんりょう・じかん)体験レポート

~森で感じる"動"と"静"~

ゲスト:降矢英成氏(心療内科医/赤坂溜池クリニック院長)
日程:2016年9月18日(日)~19日(月・祝)
会場:ハリスホール(キープ清里キャンプ場)

今回の森療時間は、落ち着いた雰囲気漂うハリスホールを会場に行われました。
テーマは「森で感じる"動"と"静"」。
森の中には、動物の痕跡や気配・鳥の鳴き声・植物の開花など"動"を感じさせてくれるもの、水のせせらぎ・風の音・木漏れ日など"静"を感じさせてくれもの、また、自分の心がワクワク(動)するもの、くつろぎリラックスする(静)するものが溢れています。秋が始まったばかりの清里でそんな"動"と"静"を味わおうと22名が集まりました。 

shinryo2016101.JPG  ■1日目:9月18日(日)
大雨の中、参加者さんが続々と集まってきました。受付を済ませた方から順次、血圧と自律神経の測定です。
最初のプログラム「セラピーウォーキング」では、モミの葉の香りに癒されたり、大雨のため、まるで小川のように水が流れているウッドチップトレイルを歩き、笹舟を流して楽しんだりしました。
また、森の中で五感を開く体操をした後に、一人一人お気に入りの木の側にしばし佇み、ゆったりとした時間を過ごしました。
会場に戻り、2回目の自律神経の測定。
測定結果をもらい、降矢先生の講義「森林療法のすすめ」を聞きます。森林療法とは何かから始まり、測定結果のグラフについて教わりながら、自分の1回目と2回目の数値を見比べ、森のセラピー効果を確かめました。降矢先生の分かりやすく、面白いお話が印象的でした。
その後、地元の食材を使って丁寧に作られた夕食を楽しみました。
夕食後は降矢先生との個人面談の時間です。測定結果について、1人ずつ先生からお話を伺いました。予定したナイトハイクは、荒天のため残念ながら中止となりましたが、参加者さん同士、いろいろな話をしながら楽しい時間を過ごしました。
 

 ■2日目:9月19日(月・祝)
朝は降矢先生の樹林気功でスタート。気功終了後、参加者の方が何人も降矢先生に質問に行っていて、日常生活に気功を取り入れたいと思った方が多かった様子でした。
 

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朝食を済ませて午前のプログラムが始まります。
医療スタッフの門屋さんによる「ワンポイント健康法」では、自分のうれしいことや喜びのリストを作りました。「喜び貯金」(自分の心が喜ぶことを沢山知っていくこと・見つけること)をすることは自分自身の健康につながることを教わりました。
その後は2時間の選択プログラムです。
「"動"を感じるコース」は、この辺で一番年齢を重ねている大きな木まで風景を楽しみながら歩きました。
 

 

 

「"静"を感じるコース」は、ハリスホールにて葉っぱのスタンプで暖簾づくりををしました。
各自、森からいただいた葉っぱに絵の具をつけて布にペタン。思い思いに押していきます。
皆さんそれぞれ、世界にひとつだけの素敵な作品が出来上がりました。 

 

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午後は、一人でじっくりと2日間をふり返る時間を過ごし、そして、おわりの会を迎えました。雨の中の実施となりましたが、雨の森だからこその楽しさや穏やかさを皆さん存分に感じてくださったように思います。
この2日間で、それぞれに感じて見つけた"動"と"静"、この先も忘れずに、そしてまた、皆さんそれぞれの場所でも見つけて感じてもらえたら、とてもうれしいです。

(実習生:江崎 淳一)
 

 

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