第2回  人のくらし・生きもののくらし その変化をたどる  

2015年7月5日 9:30~12:00

 

昨夜までの雨があがった梅雨の曇り空、しずくが葉っぱをつたって緑を潤しています。カエルの鳴き声が田んぼ沿いに響く中、“てくてく”歩くにはちょうど良い気候となりました。
今回は、「暮らしや自然のつながりについて、今と昔の変化をたどる」をテーマに、自然や昔の文化をたどりながら、長坂町渋沢の集落を歩きました。地域の魅力、そして昔の出来事にも想いを馳せることができた第2回目のご紹介です。

  昔、暮らしに欠かすことができなかった「馬」。以前は馬が交通の手段でもあり、農作業には必要不可欠でした。民家の庭にある「馬頭観音」はその馬たちの供養塔です。家族のようにとても大事にされていたことがこの石仏から伝わってきます。 

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渋沢は甲州と信州をつなぐ往還(主要道路)や、棒道の通過点としても歴史に登場しており、この地は複数の道が合わさる交通の要所でした。かつて宿場町としても栄えたそうで、道中多くの人が行きかう当時の様子を想い浮かべながら歩きました。

 

 

  

人々が集落を形成し、集団生活をはじめるようになると地域を守るために様々な祈りが生まれました。道祖神は災いや疫病から村を守ってほしいという願いから、村の境や道路の辻に置かれたそうです。渋沢の道祖神は男石(現物は紛失)・女石があるのも特徴です。私の実家は遠く離れた宮崎なのですが、地元の道祖神がある風景を思い浮かべ、懐かしい気持ちになりました。 

 

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昭和34年(1959年)に県指定天然記念物に指定されたヒイラギモクセイのある跡部さん宅にも寄らせていただきました。とても大きく、樹齢なんと600年を超す(400年以上ともいわれる)、たいへんご長寿の木です。目で見て、歴史を肌で感じることができた貴重な機会でした。

 

 私達の身のまわりには、昔の遺産が、日常の一風景として生活にとけこみながら数多く残されています。身のまわりにある昔の物から、当時の暮らしに触れることで歴史を感じつつも、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる・・・。そんな時間を過ごすことができたのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。