てくてく♪ほくと体験レポート

仲秋の月の出さんぽ ~高原で月と待ち合わせ~

日程:2013年9月21日(土) 18:30~21:00
歩いたコース:清里フットパス「ヤマナシの木を巡るコース」  

tekuteku_03.JPG

十五夜から2日後のこの日は「立待月」。日が沈んでから、立って待っているうちに月が顔を出すのでこう呼ばれています。晴れていれば、立派なお月様に出会えるとあり、参加者29名の皆さんはわくわくした面持ちで集まってくれました。早々に開会式を終了し、目的地の県立八ヶ岳牧場へ。まだ月は出ていませんでしたが、車から降りた一同から聞こえてきたのは、「うわー、星がきれい。」という声でした。夜空は晴れ渡り、満天の星に迎えられました。しばらく星空を眺めた後、いよいよ出発。暗闇の中をゆっくり進んでいきます。少しすると、後ろの方が明るくなってきました。上り坂を進んでいくと、その光はどんどん明るさを増します。月の出です。皆、声を失っています。端が少し欠けていますが、ほぼまん丸のお月様が姿を現しました。ゆっくりと眺めた後、再び歩き始めました。周りを林に囲まれ、しばし月ともお別れ。足の裏に神経を集中させながら、一歩ずつ進んでいきます。山道は、木の根が出ている所、岩がある所など、注意が必要な場所もあります。すると、「ここ大きな木の根っこがあるよ。」「上から枝!」など、暗闇に目も慣れてきて、参加者同士のコミュニケーションが見られるようになってきました。

開けた展望台に到着し、休憩しながら、再び月と星を眺めました。町の夜景もきれいです。少し離れた所からはシカの鳴く声も聞こえてきます。皆、先を目指す元気が出てきました。それから30分程歩いた所で、一面に牧草地が広がりました。涼しい風が流れ、火照った体を冷ましてくれます。そして、再び月が迎えてくれます。月明かりに照らされた牧草地を今度は下っていきます。こんもりとしたヤマナシの木の影がとても幻想的です。牧草地脇の斜面にシートを敷き、しばしお茶タイム。清里の森で摘んだササ茶と、お彼岸にふさわしくおはぎを片手に静かな時間を過ごしました。

名残惜しい中、移動のときを迎えると、空はすっかり雲に覆われ、月も隠れてしまいました。良い時間を過ごせた思いと、少しだけ残念な思いを抱きながら、出発点に向かいます。すると、計ったかのようなタイミングで、もう一つ素晴らしいプレゼントが。町の方から花火が見えてきました。最初から最後まで、目を奪われる光景と数多く出会うことが出来ました。そして、古の人が月を愛でたように、月の美しさ、さらに夜の静けさをゆったりと感じられた夜でした。

てくてく歩くことで出会える景色、味わえる時間があります。ぜひ、皆さんの家のお近くも、てくてくお散歩してみてください。そして、また清里の景色に会いに「てくてく♪ほくと」にもご参加ください。スタッフ一同お待ちしております。

 

「川俣渓谷で自由研究~秋のはじまり☆自然の不思議発見さんぽ~」の体験レポートはこちら