第50回清里インタープリターズキャンプ(入門)体験レポート

講師:鳥屋尾 健(公益財団法人キープ協会 環境教育事業部 課長 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター担当)
日程:2014年11月1日(土)~3日(月)
会場:ハリスホール 

今回のインタープリターズキャンプは入門編。晩秋の清里に集まったのは、北は新潟、南は九州からインタープリターを志す18人。今回のキャンプのねらいは、以下の3つ。
①インタープリターの意味と役割を理解する
②実際にインタープリテーションをやってみることで自分なりに「伝え方」を考える
③あなた自身のねらいを達成する  
主なスケジュールと実施内容は、以下のとおりです。

〈1日目:11月1日(土)〉

【開講式・お互いを知る時間】
参加者は開校式の前から早くも交流を初めていた参加者達でしたが、じゃんけんゲームやサイン集めなどで盛り上がり、一層打ち解け合いました。

【実習Ⅰインタープリターの自然体験プログラム体験】
早速インタープリテーション(以下IP)の体験。森の中で葉っぱのジャンケンや形探しをしたり、傘に落葉でデコレーションしたりと、たっぷりと清里の自然を味わいました。あいにくの土砂降りでしたが、逆にその雨の森を満喫し、雨でなくては楽しめない森の表情をじっくり見つめ、その美しさや面白さに心を躍らせました。

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【実習Ⅱ:目的の共有と自分を知る時間】
まず今回の研修の意味を共有。その後、これまでの自分と自然の関わりを再確認し仲間と共有しました。

【講義Ⅰ:インタープリテーション概論①】
インタープリターの意味と役割などの基本的事項とその為に大切にしたい事を学びました。

〈2日目 11月2日(日)〉

【朝のお散歩ガイドウォーク】
朝の霧の中森をお散歩。途中「やまねミュージアム」を見学し展示を通した間接型のIP学びました。見学が終わり外に出ると霧は晴れ朝日を浴びて輝く牧草地や纏わりついた水滴が光を反射して煌く蜘蛛の巣に自然の偉大さを感じました。

【講義Ⅱ:インタープリテーション概論②】
「IPが伝える事」そのための「IPの6つの型」さらに、その型の中から参加者主体型の直接IPを行う為の「プログラムデザイン」の仕方などを学びました。

【実習Ⅲ:インタープロテーションの考え方を知る時間】
インタープリテーション実習に向けてのウォーミングアップ。実際に森の中で「気になるもの」「心が動くもの」を探しを紹介し合いました。自分が感じた事を共有することがIPなのだと知り、「これなら自分にも出来そうだ」「IPって楽しいな」と感じました。

【伝え手になろう!インタープリテーション実習】
3人1組となり、自分たちが「伝え手」になる時間です。森の中で見つけた「自分たちの心が動いたもの」を、「体験」を通して伝える為のプログラムを作り相互に実施を行います。
「何を伝えたいか」「どうすれば参加者に伝わるか」、グループの仲間と知恵を出し合い熱く意見を交わしグループ出来たプログラムの発表。それぞに個性がを活かした発表がおこなわれました。
実施後には、体験者からのコメント。温かくも厳しい意見に伝えることの難しさと楽しさを感じました。

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【講義:インタープリテーション概論③】
インタープリテーション実習の体験をふまえ、「インタープリターとして大切にしたいこと」を発表し全員で共有しました。「インタープリターのマインド・3つのU」を学び、インタープリテーションについての理解を深めました。

【ナイトハイク】
夕食の後はスタッフの案内で夜の森へ。昼間の実習で熱くなった頭をクールダウン。
夜なのに月明りで明るい森で、ひとりになり森と一体化したり、ローソクを使い「自然界の夜の目」と「人間界での夜の目」の違いを体験したり、草原にみんなで手をつなぎ寝転がり語り合ったりと、夜の森を全身で感じ、ここで出会った仲間との絆を再確認するとても濃厚で心地良い時間を体験しました。

〈3日目 11月3日(月)〉

【実習Ⅳ:MM法】
MM法とは「みんなのミーティング」の略
4人1組になり、それぞれが交代で座長になり、今の悩み相談しあったり思いの丈を発表したりと、明日からの普通の日常への活力になる時間となりました。

【キャンプ全体のふりかえりとわかちあい・閉校式】
スタッフが作成してくれた3日間をふりかえる感動的なスライド観た後、それぞれで今回のキャンプ3日間の学びや気付きをふりかえり、それ数人グループで分かち合いました。
その後、一人一人に修了証が手渡され、再開を約束しキャンプは幕を閉じました。

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冒頭に紹介した通り、今回のインタープリターズキャンプは入門編でした。参加者はこのキャンプでインタープリターとしての第一歩を踏み出しました。この一歩が大きい物か小さい物か個人差はあると思いますが、この研修を活かして「心の動く瞬間」と「自身も楽しむ心」を大切にしていきたいという感想が多く聞かれました。

                   (文責:古屋 真東)