ちいさな命のそばに居る人のためのレクチャー・シリーズ第2弾、受講者募集 (2015-07-01)

 清里高原の森の中に佇む清里聖ヨハネ保育園は、清里高原開拓の父、故ポール・ラッシュ博士が米国の教会を回り募られた資金で設立された保育園です。戦後間もない、貧しい農村地域にキリストの福音を述べ伝えるために建設されました。この春2015年4月に、3代目となる新園舎が竣工いたしました。新園舎は、地域の公共施設としての役割はもちろん、今後は広く多くの方にも学びの場としてご利用いただくことができるようになりました。そんな折、講師の皆様に全面的なご協力を頂き、私たちの周りのちいさな命やそれにまつわる営みを考える契機にしたいと「レクチャー・シリーズ第2弾」を開催することにいたしました。なお参加される皆様方から頂戴した受講料は、新園舎の建設資金とさせていただきます。大勢の皆様のご来場を心からお待ちしています。

●主催: 公益財団法人キープ協会
●会場: 聖心女子大学キャンパス 宮代ホール (〒150-8938 東京都渋谷区広尾4−3−1)
東京メトロ日比谷線「広尾駅」(2番「天現寺橋(聖心女子大学)方面」出口)下車 徒歩約3分
 アクセスマップ https://www.u-sacred-heart.ac.jp/access/
*大学主催のイベントではありません。会場への直接のお問い合わせは、ご遠慮ください。
●時間:19:00~21:00       
●定員: 250名/回      
●受講料:¥2,000/回
●お申し込み:
清里聖ヨハネ保育園まで、e-mailまたはFAXにて下記の事項を明記の上お申し込みください。
①ご氏名/ ②ご所属または職業/ ③連絡の取れる電話番号/ ④参加ご希望の回
e-mail: nursery@keep.or.jp     FAX: 0551-48-2557

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 kaku各レクチャーの詳細

  <第7回:2015年7月15日(水)>
ゲストティーチャー: 佐々木 広 さん (山梨ダルク代表)
『 依存症という病 ~ 地域と共に歩む ~ 』

薬物・アルコール・ギャンブル…、様々な依存症という病を抱えて生きる方々が、この社会で確かに共に生きています。これは、幼児教育や保育と全く別の世界の話ではなく、極めてリアリティを持って私たち自身とその周辺の話とも言えます。自らの生い立ちから幼少期、挫折、転落を、真っ直ぐに語る佐々木さんの話は、ぜひ今、子どもの育ちに携わる皆と分かち合いたい話です。「地域と共に生きる」施設のあり方についても大きなヒントをいただけるレクチャーです。
 
<第8回:2015年9月30日(水)>
ゲストティーチャー: ポール・スミザー さん (ガーデンデザイナー)
『 森に育てられ 森に活かされ 森を活かす 』

自然の理に適って、その環境で命が輝くことを大切にするポールさん。花も草も主人公であり、だからこそ子どももまた主人公でありえることを伝えるメッセンジャーでもあります。第1弾に続いての登場の今回は、ヨハネ保育園の「森庭」の構想や、街の環境でも取り入れられる森の要素についてお話していただきます。
*第8回の受講料については、ポールさん監修のヨハネ保育園周辺の「森庭」作りの資金に充てさせていただきます。

<第9回:2015年10月14日(水)>
ゲストティーチャー: 山下 祐介 さん (社会学者/首都大学東京・准教授)
『 地方を知ることで、都市部が見えてくる 』

都市部では待機児童問題への対策が叫ばれる一方で、地方では少子化に伴う教育施設の統廃合問題に向き合うことが求められています。地方が消滅することを決してあきらめない、切り離さない、そんな社会だからこそ都市部でも豊かな暮らしを送ることが可能ではないか。山下さんの声に耳を傾けて、皆で対話する時間も交えたレクチャーです。

 <第10回:2015年10月27日(火)>
ゲストティーチャー: 河邉 貴子 さん (教育学者/聖心女子大学教育学部・教授)
『 愛する命を見送ること 』

『河辺家のホスピス絵日記』(聖公会出版)の出版から17年。河邉さんは、全国各地で命の授業や命をテーマとしたレクチャーを静かに続けて来られました。私たちは、生きることを積み重ね、たくさんの命と出会うと、どこかで「愛する命を送ること」と向き合わなければなりません。河邉さんの言葉に出会い、それぞれの想いを深めたいレクチャーです。

<第11回:2016年1月15日(金)>
※ 第11回の日程が12月1日から1月15日に変更になりました。

ゲストティーチャー:  汐見 稔幸 さん (教育学者/白梅学園大学・短期大学学長)
ゲストスピーカー:   山中 貞行 さん (材木問屋/山梨の木で家を作る会)
               松本 健太郎 さん (映像ディレクター/㈱すずまる専務取締役)
              栗原 茉莉香 (保育士/清里聖ヨハネ保育園)
『 地域の木で 保育園を作るということ』

「この地域の木で作りたい!」ヨハネ保育園の園舎を建て替える時に、私たちが強く願ったことでした。エネルギーのこと、経済のこと、学べば学ぶほど、それは豊かさや幸せや愛着と確かにつながっていると感じました。しかし、実際にそれを進めてゆくには、難しいことがたくさんありました。全てが叶ったわけではないことも含めて、周りの森の木を使って保育園を作るというトライアルの過程を撮った6本のVTRとこのプロジェクトに関わった人の言葉を交えながら、汐見さんにまとめていただくシンポジウム形式のレクチャーです。

<第12回:2015年12月7日(月)>
ゲストティーチャー: 湊 秋作 さん (動物学者/やまねミュージアム館長/関西学院大学教育学部・教授)
『 森のねぼすけが 教えてくれること 』

キープ協会の森の中に「やまねミュージアム」という可愛らしい建物が建っています。天然記念物のヤマネの生態を紹介したり研究を行う施設です。その館長であり、ヤマネの研究者であり、元小学校教員でもあり、大学で教鞭をとられ、調査や学会で文字通り世界を駆けまわる湊さん。今回は、湊さんとヤマネの出会いから、森に棲むちいさな動物たちの不思議さや愛らしさ、ヤマネたちの歩道橋であるアニマルパスウェイ等、ちいさな動物から私たち人間へのメッセージを伝えるメッセンジャーとして湊さんに登場していただきます。