キープの乳牛

「乳牛」というと、白黒模様のホルスタイン種が有名ですが、キープ農場では茶色のジャージー種を飼育しています。

ジャージー種の牛は、英仏海峡の英国・ジャージー島原産です。

身体は小型で、性格は温厚、島の環境に合わせて、気候の変化や粗食に耐え得るように改良された品種です。

日本全国でジャージー種の牛は約8000頭、このうち約2000頭は岡山県で飼育されています。

キープ農場の飼育頭数は、約140頭。

放牧と自家製の牧草を主な飼料とする草地酪農「循環型のキープ式自然放牧」を行っています。


ジャージー種

同じ牛の種類でも、大きさ、色だけではなく、搾られた牛乳の成分も異なります。
下表でホルスタインの牛乳とジャージーの牛乳を比較してみました。
ジャージー牛乳は、乳脂肪分を5%以上含み、ホルスタインの牛乳と比べ、無脂固形分、カロチンを多く含む濃厚な牛乳です。
カロチンを多く含むため色合いが濃く「ゴールデンミルク」と呼ばれます。
ヨーロッパでは、ジャージー牛乳はバターやクリームの原料として使用されることが多かったようです。

組成 
 品種
脂肪(%)
無脂乳固形分(%)
蛋白質
乳糖
灰分
合計
ジャージー
5.28
3.83
4.96
0.74
9.53
ホルスタイン
3.80
3.30
4.65
0.68
8.70

成分の含有比率は高いのですが、1年間に生産する牛乳の平均は、ホルスタインが約8,000kg、ジャージー種は約5,600kgと2/3しかありません。
日本の乳牛の90%以上はホルスタイン種が占めています。
身体が大きく、乳量 が多いことと、食肉用に転用することができるためホルスタイン種を飼育する牧場が多いのです。



ホルスタイン種