ポール・ラッシュ記念センター

アニメ映画「夢かける高原」ポールラッシュ劇場版

ポール・ラッシュ博士の物語が長編アニメーション
「夢かける高原 清里の父 ポールラッシュ」として完成しました。

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この映画の主人公であるポール・ラッシュ博士は、1925年に来日し、 立教大学の教授として青少年の育成に尽力し、第2次世界大戦後は貧困と食糧難に喘ぐ日本と山梨県・清里を救済するために、反日感情の残るアメリカで募金活動に奔走し、日本 で初めての高冷地酪農に成功しました。そして博士がその生涯を通して村の人々へ示した 思いやり、優しさ、社会への貢献を描くことで「心の豊かさ」と「真の平和」の精神を21 世紀に伝える”心の架け橋”となるよう、大人にも子供にもわかりやすいアニメ映画として 制作されています。
監督は出崎 哲です。制作に当たっては博士ゆかりの諸団体ほか多くの方々より後援、協賛を 頂き、資金不足に悩みながらも2年がかりで無事完成となりました。本当に感謝です。 ありがとうございました。

地元山梨県の小中学校、立教大学や聖路加国際病院で試写上映会を行い、約3000人の方々がご鑑賞くださり、 大変ご好評をいただきました。 「ポールおじさん」をよく知る人や全く知らない人など、 様々な立場や分野の方が集まりましたが、上映後の感想として「感激した」「新しい発見があった」 「ぜひ多くの人に見せてほしい」といった声が聞かれ、好評でした。是非小中高等学校の総合的な学習の時間の実践に、生涯学習やボランティア活動に、また職場研修に、生きる道標として役立てて頂きたいと考えています。

最後に、この映画が意味するものは何か、何を私たちに問いかけているのかなど思いを巡らしつつご覧いただき、 「ポールおじさん」からのメッセージが単なる箴言や明日ではなく、今日の行動に結びつけて頂ければありがたいと思っています。

(財)キープ協会 専務理事  正木 実

 
   
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1925年(大正14年)、冒険心いっぱいのアメリカ人青年ポール・ラッシュは、 国際YMCAのスタッフとして関東大震災の被害を受けたYMCA会館を建て直す仕事をするために、アメリカに婚約者を残して、日本にやってくる。
横浜の港からの美しい朝焼けの富士山をみたポールは、いっぺんで日本が気に入ってしまう。
やがて、YMCAの仕事を終えて帰国しようとするポールは、立教大学理事長のマキム主教から日本に残って学生たちを育成してほしいと頼まれる。説得に負け、立教大学の教授になったポールは学生たちの人気者になるが、 ある日、アメリカの婚約者から別れの手紙が来る。失意のポールを救ったのは、自分を慕う学生だった……。
その後、ポールは聖路加国際病院のトイスラー博士の新病院建設のためのアメリカ募金旅行に同行する。過酷な旅の中で 日本の人々のために信念を貫くトイスラー博士の姿を見たポールは、深く胸を打たれるのだった。
1938年(昭和13年)、ポールは大好きな富士山が見える山梨県八ヶ岳南麓の清里に、学生たちのキャンプ施設”清泉寮” を建設する。そこでポールは、この地に開拓者としてやって来た村の少年、茂と高志と仲良しになる。しかし、やがて 日本とアメリカの戦争が始まり、ポールはアメリカに強制送還されてしまう。
戦後、日本に戻ったポールがみたのは、廃墟となった”清泉寮”と貧困と飢えに苦しむ清里の人々の姿だった。 ポールは、トイスラー博士の姿を思い出し、清里の救済に立ち上がる。
村の女の子・真理子と親しくなるポールだが、戦争で父を亡くした高志は、アメリカ人のポールに敵意の目を向けるのだった。

 
   

 


 

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今、21世紀を迎えた私達が、この映画を製作する意味は大変重要です。
 今まで私達が経験してきた20世紀という時代は、物質優先であり、唯物的・科学的で、正確であることが偏重され、そして高性能・高能率・高利潤の追求から、あらゆる便利さを手に入れた時代であったと言えましょう。
 しかし私達は、それと比例する幸福を誰もが手に入れたと、果たして言い切れるでしょうか?

 かつて地球が経験したことのない加速度で進んだ環境破壊や、犯罪の低年齢化、教育現場の崩壊、等々、悲観的な現状の方が目立っている今日此頃だと思わざるを得ません。 
 そうした現状を見ながら思うことは、21世紀は、”心の問題”を優先して考えられる時代でなければならないということです。
 唯心的、非科学的な事柄を見直し、低性能・低能率・低利潤でも良いとするゆっくりリズムの効果への期待、少しぐらいの不便さなら我慢してみようと思うところから生まれる心の余裕など、21世紀は世の中の森羅万象を、20世紀とは違った角度から見直していくことが必要であり、少なくとも、人への思いやりの気持ちを持ち、地球の環境破壊の速度にブレ-キをかける心がけを持つ人達を増やしていくことが大切なのではないでしょうか。

 そして、こうした精神的な事柄が何よりも大事なのだという気持ちを後世に伝える映画が、この「清里の父ポール・ラッシュ」なのです。
 この映画はアニメーションという表現方法で、大人にも子供にも共感して貰えるように製作されるのが特徴です。
 監督の私自身としては、特に、これから21世紀の未来を担ってゆく子供達に、この映画を通じて、人間としてどのように生きていったら良いか、人間としての心の豊かさとは何かを考えてもらえればと願っております。
 又、付け加えるならば、日本人一般が苦手とする欧米のキリスト教社会に対する教養や聖書知識への理解に役立つ映画でもあって欲しいと思っております。

 この映画の脚本完成に向けて、私が一番留意した点は、偉大なとか、聖なるとか、博士とかが付いたポール・ラッシュではなく、普通の人間であり、親しみ易い”ポールおじさん”が、そこに存在しているという感じを失わないように描いたということです。
 何故なら、この映画を観ている時間が、観ている人にとって”癒し”の時間でもあって欲しいと念じているからです。

  このような主旨を持つ映画としては、前作「ハッピーバースデー」に続いて2作目です。
 前作は全国100万人以上の人達に観て頂き、上映活動もまだまだ続いています。

 そして、今回の「清里の父ポール・ラッシュ」は、前作を超える内容を含み、もっと広い意味で21世紀への一歩を示すモニメントとなるべき映画です。

 ”ポールおじさん”の足元にも及ばないことは承知の上で尚、私からも、この映画の上映活動への御協力をお願い申し上げて、挨拶に代えさせて頂きます。
  ありがとうございました。

監督・製作委員会副委員長 出崎 哲

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キャスト
     
 
ポール・ラッシュ玄田 哲章 
 

 

   
 
滝口 茂(少年時代)津村 まこと 
 
滝口 茂(青年時代)鳥海 勝美 
     
 
木村 高志(少年時代)本田 貴子 
 
木村 高志(青年時代)岡田 貴之 
     
 
真理子西原 久美子 
 
 
   
 
滝口 孝一折笠 愛 
 
 
   
 
トイスラー博士佐々木 敏 
 
 
   
 
植松 喜久江水谷 優子 
     
スタッフ
     
 
プロデューサー 監督出崎 哲 
 

 

   
 
監修正木 実(キープ協会) 
 
 
   
 
脚本 小出 一巳・末永 光代 
 
 
   
 
キャラクターデザイン四分一 節子 
 
 
   
 
アニメーション演出棚橋 一徳 
 
 
   
 
絵コンテ前島 健一・長山 洋・櫻井 美知代 
     
 
レイアウト監修清水 恵蔵 
 
 
   
 
作画監督小丸 敏之・渡辺 章 
 
 
   
 
美術監督小林 七郎 
 
 
   
 
色彩設計西川 裕子 
 
 
   
 
撮影監督岡崎 英夫 
 
 
   
 
編集宮崎 重夫 
     
 
音響監督清水 勝則 
 
 
   
 
音響効果加藤 昭二(アニメサウンド) 
 
 
   
 
音響制作ザック・プロモーション 
 
 
   
 
音楽中島 優貴 
 
 
   
 
主題歌「アメイジング・グレース」 
 
 
 歌:MARIE 
 
 
   
 
資料提供キープ協会  
   ポール・ラッシュ記念センター 
     
 
制作プロデューサー三上 鉄男 
 
 
   
 
アニメーション制作マジックバス 
 
 
   
 
制作

「清里の父 ポールラッシュ」

 
   映画制作委員会 
   財団法人キープ協会 
   株式会社 マジックバス 
     

 


 

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