フォレスターズスクール

やまね学校37 体験レポート

◆1日目(12月12日)
 12月に入り、八ヶ岳には白い雪化粧。
そんな冬の清里で20人の生徒さん達を迎えて『やまね学校37』が始まりました。

開校式で校長先生の湊先生からの挨拶が終わると、早速冬のヤマネの森探検に出発!
森の中で今年実際にヤマネが作った巣なども見ることができ、
ヤマネをとても身近に感じることが出来た時間でした。

野外での授業の後は湊先生によるヤマネの生態に関する授業です。
やまねの生態から最新のヤマネ研究の成果など、とても楽しくて興味深い内容の1時間でした。

おいしい夕食をたくさん食べた後は、いよいよ今回の学校のメイン、冬眠ヤマネとご対面の時間です。
じっと動かずに寝ている2匹のヤマネを体温が測れるサーモグラフィなどを使いじっくりと観察しました。

片方のヤマネは順調に体温を上げて、38分ほどで起きました。
もう片方は、あれれなかなか起きません。少し心配そうな生徒さん達の視線。
それでも徐々に体温を上げたねぼすけ君は結局59分程かかって起きました。

同じヤマネなのに起き方が全然違う2匹のヤマネ。
みんなと同じでそれぞれに個性があるんだね。

さて、今回の観察では冬眠したヤマネが再びすぐに冬眠するのかも調査します。
観察した時のヤマネの様子を紙に書き、みんなで共有しました。

でも、夜も深まってヤマネの前にみんなが眠たそうな様子、、とても盛りだくさんの一日。
充実していたけど、さすがに疲れたかな。
また明日を楽しみにして、今夜はおやすみなさい!


◆2日目(12月13日)
今日の授業はゆっくりと朝食を食べた後から。
それでもヤマネの様子が気になるみんなは教室に行って観察をしていました。

さて、授業が始まりみんなでヤマネの様子を観察することに。
どきどき、観察セットを覗いてみるとそこには活発に動き回るヤマネの姿が。
どうやら今回は冬眠しなかったみたいです。
みんなが書いてくれた観察用紙と、
夜中にずっと記録していたビデオカメラの映像を元に
ヤマネが夜中にどんな行動をとっていたのか、何でそんな行動を取ったのかを考察しました。 

さて、観察の後は2つのグループに分かれての授業。
1つのグループは外に出ての授業です。
地面の中で冬眠しているヤマネはどんな気分なんだろう?ということで
3つの班に分かれて冬眠用の穴を掘りました。

深い穴に広い穴、落ち葉いっぱいの穴と3班3様の素敵な冬眠巣が完成。
地面の中は意外と気持ちがいい、少しやまねになれた気がした時間でした。
もう1つのグループは室内でぽんぽんやまね作りをしました。
茶色と黒の毛糸を上手に束ねてはさみで切り、そこに目と耳をつければかわいいヤマネの完成です。
とってもかわいいお土産ができました。

お昼ご飯が終わると、いよいよお別れの時間が近づいてきました。
みんなは今回の学校でどんなことを感じたのかな。
みんなでそれぞれが感じたことを伝え合いました。

あっと言う間の2日間でしたが、
冬の厳しい季節を一生懸命生きている(寝ている?)ヤマネの力強さを感じることができ、
また生徒さん一人一人の個性と感性の光った楽しいやまね学校でした。


 (まーさ こと 石川昌稔)
 
*キープやまねミュージアムでは、特別に許可を受けて
 ニホンヤマネの調査研究ならびに保護飼育をしています。