フォレスターズスクール

第10回森療時間 2008初秋 ~水をめぐるものがたり~

キャンプ報告

 早くも色づきを見せ始めた清里で、全国各地からの22人が集い、五感をめいいっぱいに使いながら、森そして水を愉しみながらのリラックス&リフレッシュ。日常の雑多の中にいては気付かない自分自身の声、一緒に生活している近しい人の声、そして周りの自然からの声・・・。たくさんの声に耳を澄ませながら、ココロとカラダの深呼吸が出来たでしょうか!?

 
 初日、自律神経の測定をそれぞれ終えた後、水をテーマにしたスライドをみてから森へでかけました。
小さなせせらぎのある森をのんびりウォーク。ウッドッチップの森の中を秋をさがしながら、そっと歩き、静かな森を体験しました。レンジャーから、ちょっとした感覚の使い方のコツを教わったり、今の季節ならではの旬の自然を楽しみながら過ごしました。展望デッキでみつけたサルナシの実はちょうど食べごろ。おいしかったですねえ。リスに出会ったラッキーなグループもありました。
後半は、運動療法の考え方もとりいれてのウオーキング。ここちよい汗が流れました。
 もどった後は、夕食まではゆっくり休憩。交代で自律神経をもう一度測定します。森にいった前と後の違いを比べるためです。
 夕食後、降矢先生による、森林療法のミニレクチャー。感覚的に感じていたことが、理論と数値でわかるとすっと腑に落ちるものがありました。オプションのナイトウオークは雨の森。ちょうど雲の中を歩くような不思議な感覚でした。途中、珍客?アズマヒキガエルにも出会い、夜ならではの感覚を楽しみました。降矢先生の個別相談所も、さきほどの自律神経の測定結果を見ながら、いろいろな話がヒントになったようです。
 2日目は、先生直々の「樹林気功」!自分のお気に入りの樹に皆さんそれぞれで抱きついて頂き、大地のもつ力・樹々の生命力・頭上に拡がる大きな空間から感じる気 により、リラックスにチャレンジしました。とてもおもしろくて貴重な体験。ゆっくりお散歩に出た方もみえたようです。
朝食後にも、続いて医療スタッフの野村さんから日々の中でおこなえるちょっとしたストレッチ法を教えて頂きました。
ころころ転がったり、自分のマッサージが効いている部分をじっくり感じながらの静かな中、自分の身体と対話する時間でした。
 その後、お弁当をもって3つのコースに分かれて出発。
 川俣渓谷ハイキングコースは、清流としてとても気持ちいい川俣渓谷をじっくり楽しみました。川の流れの音にいつした自分たちの呼吸もとけこむむようでした。1人よりも何人かで歩くと、たくさんの目があるからかおもしろい発見がいろいろとありました。
 ゆったり自然体感コースは、小さなせせらぎのそばで、それぞれに詩をかき、それぞれに絵をかき、それをあわせて素敵な作品が生まれました。小さなころの雨遊びを思い出し、楽しい雨の合唱をしながら帰ってきました。
 千ヶ滝&水の陽だまりコースは、しぶきあふれる豪快な千ヶ滝でマイナスイオンをたっぷり浴びました。滝は間近で見あげると、勢いよく飛び出す部分とゆっくりと滴る部分があるのがわかります。栗や胡桃の実も落ち始めていました。
その後、宮司の滝への道行きの心地よい陽だまりの水辺でのんびりと過ごしました。きれいな落ち葉を流したり、苔の輝きに目を輝かせたり、思い思いに時間を過ごしました。
 3グループみなもどってからの1時間は、1人でゆっくりと感じたことを整理する時間。森に行く人あり、部屋でお茶を飲みながら過ごす人あり、それぞれの時間を過ごしました。
 今回は、クロージングで一人一言づつ感じたことを分かち合う時間をもちました。1人ひとりのこぼれ出る言葉に、やさしくあたたかい時間が流れました。

水は時に、雨となり、雲となり、川となり、海となり、この地球上をめぐります。そして私たち人間も含め生きものの体の中もめぐります。また、凍ったり、蒸発したり姿をくるくる変えます。空気の中を歩くのも、考えようによっては水の中を歩いているのと同じことなんですね。
めぐる水に思いをはせながらの森の時間。1人ひとりの心のうちに生まれた感覚をそっと心にしまいました。
「大事なものは目にみえない」星の王子さまの言葉をふと思い出しました。
 <プログラム担当:鳥屋尾>
shinryou010r_1.jpg shinryou010r_2.jpg shinryou010r_3.jpg
滝のしぶきにとけこんで 落ち葉の彩の季節でした 川のせせらぎの音
shinryou010r_4.jpg shinryou010r_5.jpg shinryou010r_6.jpg
野草茶も人気でした 簡単健康法でリラックス 水に思いをめぐらせて