ティンガラヤン地区

タイトスの中でも、貧困が深刻なのはティンガラヤン地区です。ティンガラヤン地区は、20のバランガイ (最小行政単位。日本の町・村に相当する)から成ります。面積は28,300?、人口は約12,000人です。


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○Ambato-Legleg ○Ambato-Legleg
○Bangad Centro ○Bangad Centro
○Basao ○Basao
○Belong Manuba ○Belong Manuba
○Butbut-Proper ○Butbut-Proper
○Bugnay ○Bugnay
○Buscalan ○Buscalan
○Dananao ○Dananao
○Loccong ○Loccong
○Luplupa ○Luplupa


地理的な近接度合いから、
A : ベロング~スマデル~マランゴ~バンガド
B : ツルガオ~ダナナオ~ブトブト~ロコン~ブスカラン
C : バサオ~ブグナイの3区域に分類できます。
このうち、現時点で具体的なプロジェクト要請のあるA区域のプロジェクトを、第一段階として取り上げます。

ティンガラヤン・ミッション・センター建設

ポブラシオン(Poblacion)は、ティンガラヤンの中心に位置している村で、ここではミッション・センターの建設が計画されています。エリアの様々な情報の受発信の拠点としての機能が期待でき、また、タイトス全域の人びとに対して、プロジェクト・キックオフのシンボルとなるので、最優先で取り組まれています。既に土地は所有者から寄附され、米国聖公会が建設資金を助成することになっています。

スマルデとベロングに教会建設

スマデルとベロングに教会を建設します。信仰の新たな拠点としてだけでなく、次項のプロジェクトを実行していく前線基地となります。寄付者等をゲストとして迎え入れ滞在に供することも可能です。

概算予算
スマデルの教会 PHP1,800,000(約4,000,000円)
ベロングの教会 PHP1,300,000(約2,500,000円)

スマルデ共同灌漑トンネル建設プロジェクト

当該事業は、スマデルとベロングの後背に聳えるビヌルワン山(Mount Binuluwan)の北斜面を流れるカダマヤン川(Kadamayan Creek)に分水ダムを建設し、80%前後の水流を、ビヌルワン山の東斜面に位置する受益コミュニティの農地へ流すための灌漑用トンネルを建設することです。

分水ダムは、高さ平均3mの重力型コンクリートダムとする予定です。トンネルはビヌルワン山の東斜面の下を通す形で建設され、総延長1900mとなる予定です。トンネルは必要な箇所にはコンクリートを使用して、トンネル自体の安定性を確保し、水を間断なくスムーズに流れるよう維持し、水の漏出を防ぎます。予測される平均水量は毎秒130リットル。これは、104ヘクタールの水田に対して毎秒1.25リットルの用水を供給できる水量に相当します。

用水はトンネル出口で既存の開渠用水路に繋げられ受益コミュニティの農地、特に水田へ運ばれます。必要があれば新しく開渠水路を建設します。また用水路は、灌漑が行き届いていない農地、未耕作農地、未開拓農地も通るため、こういった土地が開発されより多くの農業用地で生産性が上がることになります。

当該事業の受益者は、スマデル1、スマデル2、ベロング・マヌバル、マランゴ、バンガッド・ローワー、バンガッド・セントロ、バンガッド・アッパーにおいて、この事業が貢献することのできる水田およびその他農地を所有する地域住民です。行政機関による土地使用に関する総合地図および世帯調査によると、上記7つのコミュニティの人口は約4080人、789世帯です。

期待される農業生産力の向上
a. 現在、年一作しか出来ない農地で二作行えるようになる。
b. 灌漑用水が無いため耕作放棄されている水田が再び耕作できるようになる。
c. 未開墾農地や未耕作農地が使用できるようになることで農地が拡大できる。
d. 家畜、養殖池、その他の実用用途のための水をより多く確保できるようになる。

トンネル工事の経験豊富なエンジニアは、事業費用総額をP 37,076,345と見積もっています。
費用の原資は下記の通り。

コミュニティ負担 P 12,076,345.00(約25,000,000円)
外部からの資金協力 P 25,000,000.00(約50,000,000円)
合計 P 37,076,345.00(約75,000,000円)

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