青少年指導者養成プログラム

キープ協会、キープアメリカ後援会、ポール・ラッシュの会、キープ日本後援会の支援により、現在、11名がマウンテン州ベサオ(Besao, Mountain Province)の聖ジェイムズハイスクール(SJHS: St. James Highschool)で学んでいます。子どもたちは全員、同校のあるキニウェイ村(Kin-iway)の人びとが無償で自宅に迎え入れています。

これらの若者は全てティンガラヤンの7部族のうちの3部族に属する貧しい家庭の出身者です。3部族とは、ブトブト族、バサオ族、ツルガオ族です。学校との覚書により、学校の費用はキープ協会からの奨学金とEDNPが支払うことになっていますが、ホームステイに関しては、宿泊費・食費は無料です。言うまでもありませんが、奨学生はホストファミリーの召使として扱われることはありません。

奨学生は正規の学生としてSJHSに入学します。したがって、奨学生はSJHSの教育やその他の活動・カリキュラムを学ぶことができます。この他、毎月第一土曜日には、奨学生を集めて、それぞれの地域社会の未来の指導者としての教育的活動を行います。この毎月の活動は、反目し合う部族の出身者である奨学生のための「拠点」となり、交流と友情を育む場となります。キリスト教精神文化が彼らのなかで育ち素晴らしい関係を築いていくことが期待されています。

カリンガ州ティンガラヤンとマウンテン州ベサオの相互理解と友好関係を醸成することにも寄与します。何度も起きたカリンガ州の部族間抗争は、カリンガ州の部族に対する恐怖感と警戒感をまき散らすこととなりました。現在まで、ベサオやマウンテン州の人々のカリンガ州に対する印象は、信頼できない最悪の犯罪者というイメージが定着しています。この偏った見方を変えるために奨学生を迎え入れ、お互いに学び合うのです。

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