一匹のネズミの最後に出会った子どもたち (2015-03-04)

 

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2月24日

おひるねからみんなが目覚めて

そろそろ おやつかなと準備していたころ

りす・やまねぐみの子どもたちの何人かが

急ぎ足で尋ねてきました

 

「Sちゃん家の近くで死んでたの!」

「なんていうネズミかな!?」

「足のところから血が出てたよ」

「キツネにやられちゃったかな?」

「木にひっかかっちゃったんじゃない!?」

 

子どもたちは色々を話してくれました

みんなで図鑑と照らし合わせながら

体の長さ しっぽの長さを定規で測ってみたり

このネズミかな こっちかもよと 考えてみたり

 

「埋めてあげたい。」と静かに言ってくれたのは

よろこびぐみのSちゃんでした

Sちゃんは自分の家の近くでみつけて

最初からみんなで見ている間中も

大切にスコップを持っていました

 

ネズミさんは ひまわりの種が好きなんだよ

と伝えて ティッシュに包んで渡すことくらいしか

私にはできませんでした

 

埋めたあと 帰ってきたSちゃんは

「今日Sの家の子ども部屋でネズミさんのことお祈りする。」

真っ直ぐな瞳で そう伝えてくれました

 

 

次の日 

小さい子達が午前中にたくさん遊んだ後の片付けをしていると

めぐみぐみのAくんが ふと近寄ってきて

「そうだった!ネズミさんにお祈りするんだった!」

「・・・行ってきていい?」

もちろん 「いいよ」と応えました

昨日埋めた場所に行っては

ぱんぱんと 2回手をたたいて お辞儀をしていました

 

帰ってきたAくんに

「なんてお祈りしたの?」と我慢できずに聞いてみると

「ネズミさんアカネズミさんだと思う。っ言ってきた・・・あっ!もうひとつ言うの忘れてきちゃった。もう1回行ってきていい?」 

もちろん 「いいよ」と応えると

Aくんは ぱぁ~っと走って行き

また 2回手をたたいては お辞儀をしました

ずいぶんと 長い時間お辞儀をしてから帰ってきたAくん

いやらしいかなと 迷いましたが 

「なんてお祈りしたの?」とまた我慢できずに聞いてみると

 

「ネズミさん 天国に行っても また よみがえりますように」

「ネズミさん おはかつくったよ」

とお祈りしたことを 優しい瞳で 教えてくれました

 

 

死んでしまったネズミさんは

死ぬときにどんな気持ちだったんだろう

なんで死んでしまったんだろう

 

色々を感じますが

子ども達は 

みつけたときから おはかを作ったあとも

ネズミさんを想って 優しかったです

ひとりひとりが 大切に 扱っていました

この 優しさは 確かに感じる優しさは

ひとりひとりの 宝物

素敵を また見せてくれてありがとう

 

きっと ネズミさんも よろこんでるね